フランク
フランク
麦氏
麦太郎
兄弟
この兄弟
帰ってきたんちゃうか
KKC
ロン
お隣犬

兄弟について

11歳差の兄弟

ある日突然、弟の麦氏が我が家へやってきた。
兄貴フランクをお母さんと勘違いしたんか、
「遊んで遊んで!」の嵐(笑)
数日は我慢してた兄貴も、さすがに限界で
ソファー、ベッド、とにかく“まだ登れへん高い場所”へ避難。
でも上からじーっと、麦氏を不思議そうに眺めてた。
散歩嫌い、犬嫌いの兄貴が、
いつの間にか“優しい兄貴”になっていった。
麦氏も兄貴が大好きで仕方ない。
留守番はいつも二人でくっついて寝て待ってる。
ほんまに素敵な兄弟やと思う。

兄貴フランクの変化

仲良くなるまでには時間がかかった。
でも一番の変化は、
フランクが確実に若返ったこと。
前みたいに一日中寝てばっかりやなくて
麦氏の動きが気になって様子を見に行ったり、
悪さしてたら怒りにいったり、
麦氏の病院にも「ついていく!」と玄関で待ったり。
多頭飼いで“老犬は若返る”って噂、
ほんまなんやと実感した。
そして今思う。
フランクは麦氏のおかげで断脚手術を乗り越えたんちゃうかと。

兄弟愛

麦氏はとにかく兄貴の真似ばっかり。
人間の兄弟とほんま同じ(笑)
飼い主が帰る前は
「帰ってきたんちゃうか?」と先に気づいて
兄貴に知らせて、二人で玄関で待ってくれる。
そんな中で兄貴に癌が見つかり、急遽断脚手術。

先生は心配してた。
「麦太郎くん、ちょっと触ってしまうかも…」と。

ところが、
麦氏は兄貴の様子が“いつもと違う”と察したんか、
遠くからそっと見守るだけやった。

人間が落ち込んでる時や体調悪い時、
兄貴がずっと寄り添ってくれるあの優しさを
弟もちゃんと見て育ってたんやと思う。

兄弟共通ケア

寝る前は必ずケアタイム。

・目薬(保湿用)
・歯磨き(私はおしり拭きシート派)
・肉球ケア(ワセリン)
・鼻のカサカサにワセリン

全部終わったら、
2匹とも「はい、寝ます」って感じで
勝手にベッドへ行く(笑)

市販のワセリンは大活躍。
術後の兄貴も足裏がしっとりして歩きやすそう。

多頭飼いっていいですよ🤭

多頭なんて考えてなかった。
麦氏に出会うまでは。

10歳を過ぎてずっと寝てたフランク。
少しでも元気になるかなと思って
たまにペットショップへ行ってた。

どの子も可愛いけど、帰ってしまう日々。

そんな中で出会った麦氏。
「忘れられへん」と思って数日後にもう一度会いに行き、
その日に迎えた。

最初はフランクがすごく警戒してたし
「可哀想なことしたかな」と悩んだ半年後――

私がトイレから戻ると、
麦氏がフランクのマットにそっと入り込んで
二人並んで座ってた。

写真を撮るぐらい衝撃の瞬間(笑)

そこからはずっと仲良し。
結局、
犬同士の相性は、犬が一番わかってる。