ぼくは、もう寝てばかりじゃなくなった
老犬フランクは10歳過ぎたらずっと寝る生活。
手を丸めて寝るのが血行にもよくないそうだったので、
あの頃は毎日マッサージしていました。
まぁ仕方ない、ゆっくり過ごさせてあげよう。
て思ってました。
ぼくは、
朝ごはんを食べて、
お母さんらが出かけたら、
ソファーでずっと寝てた。
目が覚めたら夜で、
またごはんを食べて、
膝の上で眠って、
一緒に寝る。
それだけの日が続いてた。
年をとったら、
そんなもんやと思ってた。
ある日、
うるさい小さいのが来た。
落ち着かへんし、
近づいてくるし、
正直、しんどかった。
だから逃げてた。
でも、
寝てばっかりもできへんくなった。
しばらくしたら、
そいつがおるのが
当たり前になってた。
留守番も、
ひとりじゃなくなった。
そのあと、
ぼくは足を失った。
もう動けへんかもしれん、
って言われた。
でもな、
水も飲めたし、
ごはんも食べたし、
歩こうと思った。
横で、
あいつが遊んでたから。
あいつがいつも起こしてくれるから。
「多頭飼いで老犬が若返る」
あれは、
嘘じゃなかったのかもしれません。

















